訪問看護のエンゼルケアとは

人が亡くなった後に行う死後処置と死化粧などをまとめてエンゼルケアと呼びます。

エンゼルケアとは
・一般的には医療器具を外した後の手当て
・治療でできた傷の手当
・身体の清拭
・鼻口耳、肛門への脱脂綿詰め
・着替え
・死化粧など

エンゼルケアを行うことの意味

長い闘病の末に亡くなると、皆さんの知っている容貌からかけ離れてしまうことがあり、そういう姿は家族には深い悲しみを与えてしまいます。

エンゼルケアでその人らしく 美しい外観に整えてあげることで、家族は「きちんと最後のケアをしてあげられた、きれいな姿で見送ってあげられた」という納得感や満足感を得ることができます。

それが大切な家族の死を受け入れ悲しみから立ち直るプロセスになるのです。人生の最後の姿を美しく整えることは、故人の人格や尊厳を守ると同時に、遺される方の心のケアにもつながります。

また感染予防の点からも死後の処理は大切なものとなります。

訪問看護はなももでは、エンゼルケアも大切にしています。

利用者さまが亡くなる前から、ご家族の方に最後に着せたい服や、ご本人の気に入っていた洋服等を準備して頂きます。

突然やってくる死に対し、ご家族に少しでも心の整理ができるように配慮します。

体の中に入っている管などを外した後は、ご家族に声をかけ、一緒に頭を洗ったり体を拭いたり、着替え等を行います。

その時、生前の思い出話などをしながら、今後やらなければならない事を説明していきます。

核家族化するような時代に入り、人は「死」を間近で体験する機会が減りました。

「生」あるものには必ず「死」が訪れます。

「死」は忌み嫌うものではなく、自然の摂理として受け入れるものです。それを知ることで命の尊さや大切さを学んでいくのです。

そして人生の幕引きに立会えた事に感謝しつつ、故人に「お疲れ様でした」とお伝えして旅立てるお手伝いをさせて頂きます。

マザーテレサは「人生99%が不幸でも、旅立つ最期の1%が穏やかで幸せであればその人生は幸せである」と言っています。

エンゼルケアとグリーフケアについて

私たちはご利用者様が亡くなられた後、しばらくしてから弔問に伺うようにしています。

亡くなられて2週間位になりますと忙しさが一段落ついて、寂しさが強く出てくるころになります。

その頃に弔問に伺い、生前に利用者様がご家族に対しどのようなことを語っていたかをお話しさせて頂きます。

又、ご家族からは私たちとのエピソードなどを語って頂けるので我々スタッフとしてもご遺族のグリーフケアをすると共に私のグリーフケアも一緒にさせて頂くことになります。

 

まだ実現はできていませんが、今後定期的に遺族の方々とスタッフが交流できる場を作っていきたいと思っています。

故人の思い出話しをしたり、その後の生活での悩みなど、他では言いにくいこと辛い話しなど、心おきなく話せる場をご用意するため現在準備をしています。

 

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